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信用取引の始め方
信用取引の始め方では、どのようにして信用取引を開始すればよいのかということを、信用取引の審査から証拠金のしくみ、空売りと空買いなど信用取引の具体的な取引を行う上での仕組みなどを例を挙げながらわかりやすく解説していきます。
信用取引を開始するためのフロー
信用取引を開始するのは、最初に証券会社に口座を開設しておく必要があります(当然ですね)。
その後、「信用取引口座」の開設ということを行う必要があります。信用取引は「信用取引とは」で既に説明したように証券会社からお金や株券を借りて売買を行う投資です。そのため、証券会社は顧客(投資家)に対して預かっている保証金よりも多くの金額を貸し出すことになるためその与信審査を行います。また、信用取引では、通常の株取引(現物株取引)よりも高いリスクがありますので、そういったリスクを理解しているかどうかも合わせて審査します。
具体的には投資経験が数年以上、金融資産の額が数百万円以上などのように証券会社ごとに異なる審査基準を設けています。なお、信用取引ができる証券会社については「信用取引ができる証券会社比較」などで詳しく解説・比較をおこなっていますので参考にしてみてください。
審査にとおったら、具体的に取引を開始することができます。以下では、信用取引を具体的に行う上でのフローを示していきます。
証拠金の預け入と具体的な投資
まずは、証券会社に対して「証拠金」を預け入れる必要があります。証拠金とできるのは、現金以外にも株式や債券などの証券も証拠金とすることができます。ただし、証券(株式や債券)を証拠金とする場合は、一定の掛け率(担保掛目)により価値がやや低く見積もられます。
証拠金の預け入れが完了したら取引を開始できます。基本的にはこれまでの現物株取引と同じですが、「空売り(信用売り)」という項目が追加されているはずです。例えば、現在1,000円で取引されている株式があるとします。この株は通常ならば、成行または指値での買いのみの注文しかできませんでしたが、貸借銘柄(たいしゃくめいがら)に指定されている株式については、指値、または成行で空売りをすることができるようになっています。空売りについては、「信用取引とは」で説明済みですので省略します。
株式の空買い(空売り)と証拠金維持率
証拠金を例えば200万円預け入れた上で、株式を200万円分空買い(信用買い)したとします。すると、証券会社の口座管理ページでは、「証拠金維持率」というものが表示されていると思います。この証拠金維持率とは、現在の証拠金に対してどれだけの株式を購入しているか?ということを指します。上記の例のとおり、200万円の証拠金で200万円の投資を行った場合、維持率は100%となります。さらに投資を行い、合計400万円の投資を行えば、維持率は50%(200万円÷400万円×100)となります。
信用取引の証拠金維持率の計算方法
信用取引の証拠金維持率の計算方法は以下の通りとなります。なお、証拠金維持率が20%を下回ると、追証(追加証拠金)が発生して、維持率を20%以上に戻さなければなりません。
証拠金維持率=(証拠金総額+信用取引の評価損益)÷信用縦玉×100(%)
例えば、証拠金が200万円で、400万円の投資をしたとします。この時点での証拠金維持率は200万円÷500万円×100=50%と計算することができます。そしてその後株価が値下がりし、400万円の株価が360万円になったとします。この場合の証拠金維持率は{200万円+(-40万円)}÷400万円×100=40%と減少します。このように、信用取引の証拠金維持率は保有している信用取引の縦玉(保有している銘柄の額)の損失によっても影響します。この場合損失が80万円を超えた場合、維持率が20%となり証拠金が維持される限度額となります。これよりも1円でも損失が出た場合「追証」が発生します。
追証が発生した場合投資家は証拠金維持率が20%を越える額を証券会社に追加して預け入れる必要があります。追証を支払わなかった場合、証券会社の判断により保有している縦玉(ポジション)が勝手に売却されます。
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