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株式とは
まず、株式投資についての具体的な解説を行う前に、株式って一体どういうものなんだ?という所からわかりやすく解説していきます。株式とは、「株式会社の所有権を証券化し、分割したもの。」と定義する事ができます。ただ、これではどうしてもわかりにくいと思いますのでもう少し噛み砕いて解説していきます。
株式会社の起源
株式会社の起源とよばれるのは、中世のオランダ東インド会社がそのはじまりであるといわれています。当時は船で東インド諸島の香辛料を輸送(輸入)するのがブームとなっていました。しかし、船旅は危険も大きいことから、一部の大金持ちが自腹で船を購入して、船員を集めて…というように大変なリスクがありました。
そこで、誕生したのが、複数の人が出資して船を購入し東インド諸島まで船を出し、無事に帰ってくることができれば香辛料を売却した代金を出資した金額に応じて分配するというものでした。
現在の株式会社
現在の株式会社も仕組み自体は同じです。会社が事業を行う上での資金を多数の株主から集めてその資金(資本金)をもとに会社は事業を展開していきます。こうすることで、リスクをひろく分散してリスクのある事業を展開できるようにしたものです。
会社に出資している人のことを「株主」と呼びます。株主は要するに会社のオーナーというわけです。オーナーである株主は会社のトップである社長などの任命権や会社で決めた重要な事項などを決定(承認)する権利を持っています。この話し合いをする場が「株主総会」と呼ばれるものです。通常年に1回開催されます。
株主になるメリット
では、出資した人(株主)が株主になることで得られるメリットというものはどのようなものがあるのでしょうか?
- 会社に利益がでたら配当金をもらうことができる(インカムゲイン)
- 会社の株価が上がったら売却することでキャピタルゲイン(譲渡益)が得られる
の二つが挙げられます。
配当金とは、会社が儲かった分の一部をオーナーである株主に対して分配することを指します。配当金の有無や出されるタイミングは会社ごとに異なります。基本的には利益に応じて分配される形になります。
また、近年では「株主優待」といった形で自社のサービス券などを株主に提供する企業も増えています。これらも広義には株式投資によるインカムゲインといえますね。
2番目のキャピタルゲインとは、上場企業(証券取引所で売買される株式)の場合、証券取引所を通じて第三者に株式を売却することによる利益です。購入した時の価格よりも高い価格で株を売却することができればその分の差額が利益となります。
ちなみに、証券取引所で取引されている売買価格のことを株価と呼びますが、株価は会社の人気度により変わってきます。みんながその会社の株式を欲しいと思えば株価は上がり、逆にみんながその会社の株を要らないと思うと株価が下がっていきます。
株主になるデメリット(リスク)
では、株主になることでデメリットはあるのでしょうか?
- 株価が下がることで売却損(キャピタルロス)が生じる
が挙げられます。会社が株式市場で不人気(業績悪化など)になると売却できる価格(株価)が下がってしまいます。そうすると投資家(株主)は市場で株を売却するときに売却損が生じることになってしまいます。
また、会社が破綻(倒産)した場合、通常株式の価値は0円になってしまいます。その場合は株式市場で売ることもできませんので、投資した金額が丸々損ということになってしまいます。
なお、会社が借金を抱えて倒産した場合であっても株主は追加でお金を出さなければならないということはありません。株主の責任はあくまでも出資した額(投資した金額)の範囲内となります。これを「有限責任」と呼びます。
しかし、会社が破綻(倒産)した場合は残余財産分配請求権という権利が株主にはあり、会社に残った財産を分配してもらう権利があります。
それでは、次に株式投資を始めることで得られる「メリット(長所)」と「デメリット(短所)」について理解しましょう。
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