個人型確定拠出年金は小額の掛け金だと手数料でマイナス運用
個人型確定拠出年金に加入するときは特に最初のうちは可能な限り満額(上限)の掛け金で加入することをお勧めしています。それは、個人型確定拠出年金には定額の手数料が必ず発生するからです。
手数料が安い証券会社を選ぶことももちろん大切ですが、なによりも定額手数料なので、できるだけ運用額を大きくして年金資産に占める手数料の割合を小さくすることがより効率的です。
今回はそんな個人型確定拠出年金の手数料の仕組みと少額掛金によるコスト負け、マイナス運用に陥ってしまうリスクについてまとめます。
個人型確定拠出年金には定額の手数料がかならずかかる
個人型確定拠出年金を利用する場合、以下の3つの手数料が必ずかかります。
1)国民年金基金への手数料:96円+税
2)事務委託先金融機関手数料:60円+税
3)口座管理手数料:金融機関によって異なる(無料〜400円程度)
(3)の口座管理手数料については無料になるケースもありますが、国民年金基金への手数料や事務委託手数料が無料になることはありません。
つまり最低でも168円(税込)の手数料はかならず毎月発生するのです。
小額の積み立てだとかなりこの手数料はきつい?
年間で2000円の手数料がかかるといします。
さらに、金融機関の手数料もかかる場合があります。
マイナス金利などで運用環境自体はよくない昨今を考えると小額の積み立てだと、手数料は地味に痛く、手数料分だけ運用リターンがマイナスになる可能性すらあります。
iDeCoの証券会社選びは超重要
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必ず手数料が無料の金融機関を利用しましょう。
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