ライフイベントは生命保険見直しのチャンス
一定の年ごとに生命保険の保障内容を見直すという方法もよいですが、ライフイベント（人生上の大きなイベント）も生命保険見直しのチャンスといえます。こうした人生の節々においてその都度必要な保障を考えるというのもよいですね。ここでは、ライフイベント別にどういった点を見直していけばよいのか？またどの程度の保障があるとよいのかも説明します。
結婚した時
結婚を期に初めて生命保険に加入する（または勧められる）という方も多いのではないでしょうか？結婚というライフイベントは相手の生活に対しても責任を持つことになるという意味があります。そのため、生命保険への加入についても広く利用されているようです。
しかし、結婚した当初（子供がいないのを前提）は、両方ともいい大人なわけですから生活能力がそれぞれ無いわけではありません。そのため、死亡保障となる保険金は小額でもかまわないと思います。それよりも病気や怪我による相手への負担や経済的な負担を考えて特約として医療保障を大きめにつけておくことをおすすめします。
子供が生まれた時
子供ができるということはその子供に対して一人前にするまでの責任を負うことになります。この段階から生命保険における死亡保障という部分もかなり考えておく必要があるでしょう。
「生活設計法による保険金」の項目でも解説をしたように、死亡保険金についても必要な金額をかけるように見直しを行いましょう。
マイホームを購入したとき
マイホームを購入する場合、通常「団体信用生命保険」という保険を掛けることになります。団体信用生命保険はローン契約者が万が一死亡した場合は住宅ローンの残債（残りのローン）の額が0円になるという保険です。つまり、遺族に対して住宅を残すことができる保険となります。（団信についての詳細は「団体信用生命保険」の項目をご参照ください）
このため、マイホームを購入した後は遺族の住宅費が不要になりますので、その分通常の生命保険の保険金については削減してもよいでしょう。
子供が独立したとき
子供が独立した場合、生命保険の基本的な遺族の経済的保障の義務については大方片付いたといえるでしょう。その時点でのたくわえにもよりますが、保険金自体は大きく削減させても問題ないと思います。あとは、病気などに対する備えを残しておくなど医療面の保障を気にしましょう。
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