事業計画の作成/独立起業ガイド

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事業計画の作成

事業のアイデアが具体化したら、次はその事業をどのような形でビジネスにまで昇華させるかを考える必要があります。事業計画にはあなたがやろうとしているビジネスの具体的なコンセプトとそのビジネスを具体化していくための販売先、資金源などをどうしていくのか？といった経営のマイルストーンの部分があります。以下に、大まかな事業計画書の例を記述しましたので、参考にしてみてください。

事業計画のサンプル

．サマリー
・・大まかな事業内容とその実現性について説明します。また、その根拠も示します。

Ⅱ．事業コンセプト
・・今後展開するビジネスについて具体的に記述します。

　　①新規性
・・どういった点が新しい点なのか？という当該ビジネスの着目点について説明します。

　　②実現性
・・計画しているビジネスについて、その計画が絵空事でないかどうかを統計データ等を付記し検証します。

　　③競合性
・・既に似たようなビジネスを展開している競合他社があるような場合には、その競合との差別化できる点や今後の差別化戦略について記述します。

　　④市場性・成長性
・・計画しているビジネスについて、その対象顧客や市場、そしてその市場はどのくらいの規模があるのか？そして、その市場の今後の成長性等について検証します。

Ⅲ．事業スケジュール
・・具体的にどのように事業計画を実現していくのかを記述します。

　　①販売活動
・・どういった対象先にどのような形で商品、サービスを提供していくのかを記述します。

　　②購買活動
・・商品を販売する場合、その商品や原材料はどこからどのような形で納入するのか（予定なのか）を具体的に記述します。

　　③生産活動
・・モノを製造する場合はどのようなロットでどのような形で生産していくのかを記述します。

　　④設備投資計画
・・設備投資についての計画。○年に何を費用は幾らで投資するのかを記述します。

　　⑤人員計画
・・創業社員についての記述や今後の人材確保政策等について記述します。

Ⅳ．財務計画
・・主にお金と言う面からの今後の展開について具体的に記述します。

　　①利益計画
・・何をどのくらい販売してどのくらい利益が出せるのか？と言う事を3年分くらいを予想し記述します。

　　②資金計画
・・創業に関わる資金や運転資金についてどのように確保していくのかを記述します。

　　③長期計画
・・3年間くらいの期間でどのような資金的な計画があるのかを記述します。

以上。

このように書くと、事業計画書を作るのにはかなりの具体的な水準まで求められます。アイデアを思い描くのは誰にでもできますが、そのアイデアを具体的にビジネスにまで結びつけるのはかなり難しいでしょう。
そして、この事業計画書ができたら、できるだけ多くの人にその事業計画書を見せてみましょう。自分のアイデアに絶対の自信を持っている場合、収益見通しや資金確保についてかなり甘い目論見を立てがちです。

この事業計画はもちろん取引先や銀行などに見せるために作るものですが、自分自身の事業アイデアの再考や考えをまとめるということについても役に立ちます。面倒と思わずにしっかりとした納得できる事業計画書を作成しましょう。

また、お勧めの方法としては、自分の信頼できる人にこの事業計画を見てもらい、意見をもらいましょう。そうすると、どうしても何らかの問題点や「これはどういうこと？」という点がでてきます。それらを都度修正しながら、沢山の人に見てもらうことであなたの事業計画書はブラッシュアップされていきます。