ポートフォリオ分析
ポートフォリオ(Portfoloi)とは、自らの資産を分散投資することや投資商品の組み合わせのことを指します。ポートフォリオ分析は、自分の保有資産がどのように運用状況となっているのかを理解したうえでそのリスク管理に役立てるという手法です。ここでは、ポートフォリオ分析の基本から応用までを分かりやすく解説していきます。
ポートフォリオの基本
まず、ポートフォリオの基本として自分の資産がどのようなバランスで配分されているのかを知ることが重要です。
・現金預金
・株式
・債券
・生命保険
・外貨
など大まかな資産の比率を分けていきます。昔から資産三分法というように資産を「現金・株・土地」の三つに分けるべきという格言がありますが、これもいうならばポートフォリオ分析といえます。
投資におけるポートフォリオ分析
投資におけるポートフォリオ分析においてはいくつかの種類があります。要するに投資する株式などの有価証券においてどのようなバランスで投資するか?ということが焦点になります。
1.株式投資の投資セクターを分散
株式投資の場合、投資するセクター(業種など)を分散することによりポートフォリオをリスクに強いものに換えることができます。
例えば、企業を「ハイテク」「造船・鉄鋼」「金融」「建設・不動産」「食品」「薬品」「インフラ」などのようにセクター別に分けて、それぞれの業種に投資する株式を分散させることによりリスクの分散を図ることができます。また、ディフェンシブ株(景気の良し悪しに業績が左右されにくい銘柄)と景気敏感株(景気の良し悪しにより業績が大きく左右される銘柄)に投資を分散しておくというのも株式ポートフォリオを形成する上で一つのポイントともいえます。
2.株式投資と債券投資で分散
また、そもそも資産は株式だけで運用するわけではありません。別の資産で運用してもかまわないわけです。リスクの分散という意味では、株式投資と債券投資についてもポートフォリオのリスク分散という観点からは効果があります。
株価と債券価格というものは基本的に負の相関関係にある商品同士です(株価が上がれば債券価格は下落し、株価が下がれば債券価格は上昇する)。つまり、株式と債券を両方保有しておけば、どちらかが下がってもどちらかが上がるというようにリスクの分散ができた運用となるわけです。
(100%の反対に動くわけではありません。あくまでもそういう傾向があるというだけです)
投資目的に応じたポートフォリオ分析
ここでは、投資の目的に合わせたポートフォリオ分析についてそれぞれの投資パターン別にどのようなポートフォリオを構成すればよいのかを事例を挙げながら紹介していきます。
インフレ対策型ポートフォリオ
インフレ抵抗力の高い商品の比重を増やす。というポートフォリオになります。インフレーションに対して高い抵抗力があり、インフレ率に連動した価格変動をおこす可能性が高くなります。
具体的にはポートフォリオに「株式」「金利連動型の債券」「不動産(不動産投資信託)」などを多めに配分しておきます。また、世界的にインフレが進む場合は対処できませんが、国内のみのインフレでしたら外貨や外債なども有効です。
デフレ対策型ポートフォリオ
デフレの場合、インフレ対策型とは逆に資産価値が減少しますので、キャッシュ(現金・預金)などが有効ということになります。また、ローンなどの借金がある場合はできるだけそれを減らすというのが基本的に有効となります。
収益追求型ポートフォリオ
基本的には、リスク資産の割合を増やします。株式投資や外貨投資においても信用取引やFX(外国為替証拠金取引)のようにレバレッジをきかせる投資を行います。ただし、レバレッジの高い投資は、投資元本以上の損失を出す恐れもありますので、リスク管理はより慎重に行う必要があります。ハイリスクハイリターン型のポートフォリオです。
安定型ポートフォリオ
リスク資産の割合はできるだけ減らします。株式をはじめとした変動率の高い投資商品の場合、ヘッジできる要素を設けておきます。例えば債券を買っておいたり、株式投資の中でも相関関係の低い銘柄同士を複数購入するなどします。
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