個人向け国債の魅力

マネーナビ 金融情報比較
おすすめネットバンク
おすすめ証券会社
ソニー銀行
デビットカードや外貨関連のサービスが充実。キャンペーンもお得
SMBC日興証券
日興フロッギーで100円から株が買える。投資入門に最適な証券会社

※本記事中にはプロモーションが含まれます

マネーナビ投資ガイド株式投資入門>IPO(新規公開株)ブーム

個人向け国債の魅力とは

現在個人向け国債が募集期間となっています。そして、その売れ行きについても非常に好調なようです。今回はこの個人向け国債について分析していきましょう。私自身はこの個人向け国債については非常に好意的な印象を持っています。円資産として保有する場合は、最も低リスクである程度のリターンを得る事ができる商品だと思っています。


個人向け国債の特徴は大きく分類すると二つあると思います。

個人向け国債の特徴@変動金利

個人向け国債は、変動金利です。金利決定日の10年国債の金利水準から0.8%をマイナスした金利が個人向け国債の金利として、以後の半年間その金利が採用されます。

現在の長期金利は1.5%弱となっており、この水準は多少上昇はしているものの、諸外国と比較して非常に低い水準に収まっています。また、歴史的に見てもこの水準は超低金利といえるでしょう。
今後、景気回復に伴い金利が上昇するとするならば、この変動金利は強い力を発揮します。

そして、今後、金利が上がる理由として、「変動利付国債」を挙げてみましょう。

変動利付国債は満期15年の国債で、価格変動リスクがあります(後述しますが、個人向け国債は価格変動リスクはありません。)にもかかわらず、変動利付き国債の金利は「10年国債の金利から1%を引いた水準になっています。

個人向け国債よりも長期間持たなくてはならず、価格変動リスクがあるにもかかわらず、今変動利付き国債を購入するならば金利は0.5%程度です。つまり、個人向け国債は、非常に現在恵まれた金利水準が採用されている事になります。
おそらく、この個人向け国債を法人も購入できるようにしたならば、一瞬で蒸発するくらいの需要があるはずです。とすると、現在提供されている個人向け国債は非常に割安といえるのです。

個人向け国債の特徴A価格変動リスクがない

前述しましたが、個人向け国債には価格変動リスクがありません。現在の制度では、原則一年は売却不能ですが、一年を過ぎたら、ペナルティはありますが、個人向け国債は元本価格で国がいつでも好きな時に買い取ってくれます。
個人向け国債を途中で売却(解約)した時のペナルティは、直近一年分の利息を国に返還するというものになります(実際は解約金から差し引かれて戻ってきますので、個人向け国債を途中売却してもなんらかの手続きが必要になるわけではありません。)

※通常、個人向け国債の利息には税金(20%の源泉徴収)がかかるため、例えば100万円で利率1%の場合、年間の受取利息は100万×1%×80%=8000円となりますが、実際に国から支払われた利息は10,000円になりますので、一年きっかりで個人向け国債を解約した場合、解約時に戻ってくるお金は992,000円となり、元本を下回ります。

通常の債券は長期金利の推移により価格変動リスクがありますが、個人向け国債はこのリスクがゼロになっています。





以上の点から、個人向け国債は現在非常に現在の段階では魅力的な商品だと思います。私自身は証券会社の回し者では有りませんが、定期預金に入れておくお金があるのならば、積極的に個人向け国債を購入するほうが、より低リスクで、大きなリターンを期待できるでしょう。

現在は、ネット銀行や、某銀行等で高金利の定期預金も出ていますが、ほとんどはある程度の長期間金利据え置き型です。この低金利時代にそこまでの期間金利を固定する必要はほとんど無いと思います。

個人向け国債の購入については、「マネックス証券」など証券会社で購入できます。

参考)
第10回個人向け国債初回金利:0.73%
10年満期定期預金金利:0.2%

 

株式投資入門 記事一覧

専門用語についてはできるだけ解説を加えながら株式投資や経済について管理人が感じた事をコラムにしていきます。
>>株式投資入門トップ

2015年06月23日「大手証券会社のファンドラップに投資価値はあるか?
2015年05月08日「個人投資家にとって社債投資は実はハイリスクな投資
2015年05月01日「普段から使う銀行の残高はギリギリを維持するべき理由
2014年06月30日「外貨預金(外貨投資)のリスクと期待収益率
2014年05月27日「物価上昇と運用利回りの差による実質的な資産の目減り
2014年02月10日「投資信託を銀行や証券会社の窓口で買うメリット、デメリット
2007年06月07日「ゴールドマンサックス証券によるテイク&ギヴニーズのレーティング
2007年03月28日「株式譲渡益と控除
2006年02月13日「証券会社のレーティングとモラルハザード
2005年08月08日「高格付企業の株価は上がる?
2005年07月12日「ゼロサムゲーム
2005年06月26日「株価と債券の関係
2005年06月17日「グローバルソブリン
2005年05月03日「高配当銘柄と株価
2005年04月17日「対面証券とネット証券の行く末
2005年03月27日「ペイオフについて
2005年03月15日「個人向け国債の魅力
2005年03月02日「ライブドアとニッポン放送
2005年02月18日「名目金利と実質金利
2005年02月05日「日本経済破綻イメージ
2005年01月30日「配当と株価の関係
2005年01月04日「特約付外貨預金
2004年12月06日「ドル安の進行について
2004年11月23日「CSR(道徳)かバイス(悪徳)か?
2004年11月06日「松井証券が儲かる理由
2004年10月24日「毎月分配型投資信託はホントにお得?
2004年10月17日「IPO(新規公開株)ブーム


※このページ内においては特定銘柄の名前が出てきますが、投資対象としてこれらの銘柄を推奨するわけではありません。あくまでも参考としてご覧になってください。投資は自己判断でお願いします。

 

投資ガイド主要トピックス

株式投資の基礎

 ・株初心者の為の株式投資講座
 ・株式投資入門(投資コラム)
 ・株主優待ガイド
 ・株式投資情報サイト比較
  |-トレーダーズウェブ
 ・投資用語集

証券会社の比較

 ・証券会社比較ガイド
 ・証券会社比較ランキング
 ・証券会社手数料比較
 ・証券会社サービス比較
 ・証券会社取扱商品比較

外国為替投資入門

 ・外国為替取引の基本
 ・FX比較ガイド
  l-外国為替証拠金取引ガイド
  l-外国為替証拠金取引会社比較

不動産投資ガイド

 ・不動産投資ガイド

その他投資について

 ・商品先物取引入門
 ・金融・投資用語集

 

 



副業ガイド  投資ガイド 節約ガイド 通販サイト 証券会社比較 ネットバンク比較 FX比較

運営者情報・プライバシーポリシー お問い合わせフォーム

マネーナビ 投資で儲ける100の方法copyright©2004-2023 All rights reserved. 株式会社イノベイド 金融情報提供事業部