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外国為替投資とは
外国為替投資とは、いわゆる外国の通貨に対して投資をすることを指します。有名なところで言えば「ドル」や「ユーロ」などがあります。ここでは、そもそも為替いうものはいったいどういったもので、どのようにして投資をしていくのか、どうやって利益を出していくのかということをわかりやすく説明していきます。
外国為替とは
外国為替とは、通貨が異なっているそれぞれの国の通貨同士を交換することをさします。例えば、日本では通常モノやサービスの代金は「円」で支払われますが、日本で作ったものをアメリカで売るときには「ドル(米ドル)」で決済されることになります。
その場合、米ドルは日本に持ち帰っても使うことができませんので、その米ドルを円に交換する必要があります。こうした通貨と通貨の交換のことを「為替取引」とよびます。
為替取引は一定の「為替レート」という交換基準があり、それを元に行われるのが一般です。戦後しばらくは「固定相場制」と呼ばれ、1米ドルは360円に固定されていましたが、ブレトンウッズ体制により「変動相場制」へと移行しており、現在では市場での取引で通貨と通貨の交換は原則として変動相場となっています。
為替レートはどうやって決まるの?
為替レートは一般的に、国の経済力の強さやその国の金利(短期金利)によって変化するといわれています。例えば、「円」と「ドル」の2つの通貨しか存在しないとします。現在の為替レートは1ドル=100円だと仮定します。
この時、円の預金金利が1%、米ドルの預金金利が5%だったとしましょう。この場合、1年後も為替レートが同じと考えるのならば、100万円をもっている投資家は円をドルに交換して(円売りドル買い)、1年後に円に戻せば、円のままでしたら、101万円ですが、一度ドルにしておき一年後に円に戻せば105万円になっています。つまり、ドルで資金を運用(預金)した方がお得ということになります。
こういう状態では、多くの人がこの投資家と同じように考えて、円を売ってドルを買うようになります。こうなると、株価の変動と同じように、ドルの価値が高くなります。すると、これまで1ドルが100円で取引されていたのが、1ドルが103円で取引されるようになります。こういった状態を円安ドル高と呼ばれます。
もちろん、為替レートは金利水準だけで決まるわけではありません。通貨というものはその国が破綻してしまった場合は紙くずになってしまいますので、その国の「信頼性」も重要です。戦争が起こるとドルが買われるのは「有事のドル買い」と呼ばれています。この他、経済力の強い国や発展している国はその後の経済成長で購買力が上昇しますので、通貨が買われます。日本が戦後1ドル360円の水準から現在の100円前後の水準にまで円高となっているのはこうした背景もあります。
「円売りドル買い」「円買いドル売り」などの言い回しについて
円でドルを買うことを「円売りドル買い」逆に、ドルを売って円に交換することを「円買いドル売り」などと呼びます。なぜこうした呼び方をするのでしょうか?
為替というものは先ほどの例のように円とドルだけがあるわけではありません。「ユーロ」や「ポンド」、「オーストラリアドル」「人民元」のように多数の通貨が取引されています。株式を買う場合は「円」という絶対的な基準で通常考えますのでこうした考えはありませんが、例えば、「円」「ドル」「ユーロ」の三つの通貨を持っている人が、ドルを新たに購入する場合は、「円」もしくは「ユーロ」のどちらかと交換する必要があります。そのため、「どの通貨でどの通貨を買うのか」ということをはっきりさせるために、外国為替取引においては「○○売り、○○買い」というような表現をするのです。外国為替取引では一般的な注文(売買)の仕方となりますので、ぜひ覚えておきましょう。
外国為替で投資をするとはどういうこと?
さて、本題に戻りますが、外国為替の投資とはいったいどういうことが挙げられるのでしょうか?大きくは「為替差益」と「金利(利回り)」「資産の分散」による投資が一般的です。
為替差益を目指す投資
為替差益とは、通貨間の為替レートの変動による差益をとるというものです。例えば、1ドル100円でドルを購入した後に、1ドルが105円にまで「円安」になったとします。この場合、購入したドルを円にもどせば、1ドルにつき5円の利益を生むことができます。
こうした利益のことを「為替差益(かわせさえき)」と呼びます。
金利(利回り)を目指す投資
金利を目指す投資は一般に通貨間の「金利差」に注目した投資です。例えば、円の預金金利が1%で米ドルの預金金利が3%であるとすると、円で運用するよりもドルで運用した方が利回りが高くなります。そのため、円でなく、ドルで運用するという意味が強くなります。金利を目指す投資では、主にこうした高金利通貨への投資が一般的に行われます。
資産の分散投資という観点からの投資
通貨に対する投資と分散投資という観点で投資をしている人は少ないかもしれませんが、個人的には非常に重要だと思うので紹介します。通貨というものも一つの投資商品であることはこれまでの説明でお分かりいただけかもしれませんが、私たち日本人は通常資産の大半を「円単位」で保有しています。しかし、世界的に見れば日本の円というのも単なる通貨の一つであるというわけです。将来的に日本経済が破綻とはいわなくても落ち目になった場合、日本の通貨としての価値は下落してしまいます。すると、諸外国からの輸入におおくを頼っている日本は物価の大幅な上昇などに見舞われるリスクがあります。
こうした際に、資産を外国通貨で持っていれば、円の価値が下落しても相対的に外国通貨の価値が値上がりしますので、資産価値が大きく減少するというリスクに備えることができます。
現在世界的に主要に取引されている通貨は「ドル」と「ユーロ」です。一時期はドルの一人がちでしたが、近年ではユーロも大きくシェアを伸ばしてきています。このように資産の一部を外国通貨で持つということはリスクの分散という意味もあるということを覚えておいてください。
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